今までのOCRの概念を超えた真のAI-OCR。数年間探していたゴム印の読み取りを実現。



対応スピードと精度が決め手
ー まず最初に、御社の事業内容を教えてください。
原様:
弊社は情報セキュリティ機器やOA機器の販売及び保守事業を行っています。また、2020年に「No.1ビジネスサポート」という経営支援サービスを立ち上げ、顧客の経営支援にも注力しています。
ー 「RECERQA Scan」導入のきっかけを教えてください。
原様:
きっかけは今年の夏の展示会「バックオフィスDXPO」でした。AI-OCRを探していたわけではなく、別件で展示会に参加していたのですがリチェルカさんのブースで「AI-OCR」という文言が目に入って立ち止まり、エンジニアの野田さんに声をかけてもらったのが始まりです。多くの企業が同じAIエンジンを使っている中、独自のアプローチをされていると聞き、興味深くお話を伺いました。また、5年ほど前から探していた「ゴム印の読み取り」が可能か尋ねたところ、野田さんが自信満々に「できます!」とおっしゃったのが印象的でした。

ー 導入の決め手は何でしたか?
原様:
対応のスピード感と、デモで見せていただいた高い読み取り精度が決め手でした。
吉田様:
実は他社のAI-OCRも検討していたのですが、1つの質問への回答に1か月かかることがあり、3か月経っても検証が進まない状況でした。そんな中、リチェルカさんがNDAの締結からデモまで迅速に対応してくださったことが非常に大きかったです。
原様:
さらに、ゴム印の読み取りについても、他社は「できます」と言いながら実際には難しい場合が多かったのですが、RECERQA Scanではその場ですぐに結果が確認できました。デモ時には細かな設定をせず、読みたい項目を指定するだけで9割以上の精度で読み取れていたため、この製品であれば活用ができると思い導入を決めました。
[実際のゴム印読取]


※ カタカナに合わせて契約者名は「株式会社No.1」のみを取得


※カタカナに合わせて口座名義人は「株式会社No.1 代表取締役 辰巳崇之」を取得

今までにないAI-OCRの概念に驚き
ー 現状、どのような業務でRECERQA Scanを利用されているのでしょうか。
吉田様:
弊社ではOA機器の設置工事を自社で行っています。その完了後に作成する「作業完了報告書」の読み取りにRECERQA Scanを活用しています。

具体的には、従来はシステムに事前入力されているデータと作業完了報告書を目視で確認していましたが、現在は報告書をRECERQA ScanでExcel化し、システムに登録された内容と関数で突合・自動判定を行っています。
経営管理本部 発注配車部 次長 吉田様
小林様:
私たちの部署では、口座振替依頼書の入力業務に利用しています。以前は、ゴム印の読み取りや枠を跨いだ読み取りが難しく、導入を断念していました。しかし、RECERQA Scanでは枠を設定する必要がなく、ゴム印も問題なく読み取れるため大変助かっています。
原様:
私は先日、新たに納品書を読み取ってみようと思い新機能の「表を読み取る」モードを使って試してみましたが、非常に正確でしたね。
業務時間と心理的負担を削減
ー 実際導入をしてみて効果はいかがでしょうか。
吉田様:
差分があった際に情報を確認する、という業務そのものは無くならないため作業工数は1割程度の削減ですが、1次チェックをAIが代替してくれるという意味で心理的負荷が削減されていることが大きな効果だと感じています。
小林様:
手入力の労力単体でみると7割ほど削減されています。その後の確認業務を含めても3割ほど削減されている感覚です。吉田が申しました通り、1次チェックをAIが行ってくれることで、1回分のチェック業務が増え信頼性が高まったことも大きな効果です。
原様:
これは効果ではないのですが、プロジェクト時の質問への回答スピードや弊社がリクエストを上げた際の開発スピードが営業時と変わらず早く助かっています。今後RECERQA Scanのユーザーが増えても、スピード感は変わらずにいて欲しいと思っていますね。
経営管理本部 統轄部長 原様
「AI-OCR=使えない」という今までの概念が一変
ー 従来からOCRを検討されていたとのことですが、違いを教えてください。
吉田様:
従来型のOCRは書類毎の設定が必要なため、書類のフォーマットが一定でないものをOCRは正しく読み取れず、利用をずっと諦めていました。特に会社のゴム印は枠をはみ出すことも多く「一生OCRは使えないものだ」という考えがありました。しかし「RECERQA Scan」はフォーマットを選ばない柔軟性があり、事前に細かな設定をしなくても高い精度で文字を抽出してくれます。また、プロンプトで指示を与えることで、必要な項目を正確な条件で取り出せる点も従来とは大きく異なります。RECERQA Scanを導入してから「こんな複雑な書類でも意外と読めるんだ」という考えに変わりました。

原様:
既存のOCRを知っている人からすると「OCRではない別のもの」と思われると思います。それくらい、従来のOCRとの違いを感じていますね。
ー No.1様では本導入までがとてもスムーズな印象でした。
原様:
弊社は2024年を生成AI元年として、業務にAIを取入れていこうという活発な動きがあります。RECERQA Scanを活用しているメンバーも、日々Chat GPTなどの生成AIツールを活用しており、稟議、アイディア出し、文章構成、要約業務でChat GPTを活用しておりプロンプトに慣れています。そのため、RECERQA Scan利用時も、数字の桁数を揃えたり、日付形式を統一したりといった微調整を自分たちで簡単に行うことができました。
AIの拡がりに期待
ー 今後「RECERQA Scan」をどのような業務へ展開したいとお考えですか。
石井様:
A3サイズで項目数が多い契約書など、OCRが難しいと考えていた領域でも利用を検討しています。単純にデータ化すれば良いわけではなく、弊社システム側でも考えなければならないことはありますが、ここに取り組んでいきたいと思っております。
経営管理本部 ビジネスアシスト部 部長 石井様
ー 「RECERQA Scan」への今後の期待を教えてください。
原様:
石井が申し上げた契約書類は、営業担当が現場で回収をする書類です。契約書類は入力業務に工数がかかっているだけでなく、入力不備を減らすことに課題があります。もし、その場で撮影をしてアップロード、AIが不備を指摘できるような仕組みができれば、弊社もお客様も手戻りが少なくなり業務が大幅に改善されると思っています。そういったような、AIの拡がりを楽しみにしています。

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